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第76回日本矯正歯科学会大会に参加してきました

いつも西村矯正歯科クリニックのHPをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
たまには、近況報告を兼ねて、ブログ?を更新してみたいと思います・・・(笑)

10月18日から20日にかけて第76回日本矯正歯科学会大会 in 札幌に行ってきました。学会自体は、1年に一度開催されるもので、講演、学術発表、矯正機材の新商品など、最新の知見や機材の情報を得る場となっています。また、県外でご活躍されている先生方との交流を図る機会でもあります。

10月18日の札幌はとても寒く、19日朝には、今季初の初氷を観測したと朝のニュースで聞き、寒いはずだと思いました。ちょうど、仙台の12月ごろの気温です。しかし、3日間、良い天気に恵まれました(自称、晴れ男ぶりを発揮した感じです(笑))

札幌で開催される日本矯正歯科学会は、2006年以来なので実に11年ぶりでした!11年前は、まだ大学に所属していて駆け出しの矯正歯科医でした。大学所属の先生方とワイワイ札幌ビール園で盛り上がったのを覚えています。そう、何かに当たり、トイレから出られないという悪夢を見たのもこの時でした(笑)

今回の学会では、生涯研修セミナー、包括歯科をテーマにした講演、ポスター発表など、盛沢山の内容を拝聴してきました。学会で得られた知識を、臨床に導入することでより良い治療を患者さんにご提供できるようになります。とても刺激を受けます!

この学会開催期間中に行われた、アンカースクリューを取り扱う会社であるプロシード社の表彰式に参加してきました。インプラント矯正治療は、もはや現代の矯正治療になくてはならないものとなっていますが、インプラント矯正治療に必要不可欠であるアンカースクリューの当院治療実績数が500本以上になったと言うことで、表彰していただきました。

大人になっても表彰してもらうと嬉しいものですね!

今回は、ブロンズカスタマー賞をいただきましたが、1000本、2000本、3000本、そして、5000本と各賞が設けられているそうです。沢山アンカースクリューを使えば良いというものでもありませんが、アンカースクリューを利用した良い治療をご提供してきた日々の臨床を評価していただいた充実感・達成感で満たされました。

アンカースクリューが矯正治療に有用であることが論文で報告されてから約25年になりますが、アンカースクリューの登場で矯正治療の精度・治療範囲が大幅に広がり、マルチブラケット装置以来の大発明といっても過言ではないように思います。今回の学会では、アンカースクリューの欠点でもある脱落をなるべく減らすヒントも得られたので、今後の治療に活かしていきたいと思います。

さて、ここからは余談です。

札幌には、ソウルフードが沢山ありますが、今回は、スープカレー、ジンギスカンと蟹(魚介類)などを食べてきました。ジンギスカンは、「だるま」という老舗に行ってきました。カウンターしかなく、カウンターの後ろには、待っているお客さんのためのベンチが用意され、食べている間、待っているお客さんの視線を感じながら食することになります。流行っているラーメン屋方式ですね。ゆっくり食べるというよりは、黙々と食べて、お腹一杯になったら帰るというお店です。ジンギスカンは、とてもおいしく、新鮮なのでしょう臭みもなく、とても美味しかったです!最初に写真を撮ればよかったのですが、散々食べてからのワンショット・・・。

スープカレーは、仙台にも沢山お店が出来ていますので、それほど、珍しくはないかもしれません。「Suage+」というお店に行ってきました。あっさり目のスープカレーで美味しかったです。

学会の合間を縫って、小樽に行ってきました。運河沿いの雰囲気はとても素敵ですね。ちょうど、倉庫に這った蔦が、紅葉していました。穏やかな日だったので、運河に景色が反射してさらに素敵な風景でした。おみやげ屋さんが連なった通りは、いかにも観光地的で、僕は好きな雰囲気でした。中国や韓国の観光客で賑わっていました。

智と食と沢山得られて大満足の学会でした!

来年の日本矯正歯科学会大会は、横浜です。専門医の更新のための症例報告を行いたいと思っています。当院で治療を終えた患者様で、2年以上経過した方にご協力をお願いさせていただくことになります。お声がけさせていただいた際には、どうぞよろしくお願い致します。

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