A. 矯正治療に伴う痛みは代表的に2つ挙げられます。
まず、スベスベの歯の表面に装置を付ける為、ほっぺや唇の内側が擦れる痛みが生じます。この痛みは、装置を付けてから1ヶ月ほどでほぼ慣れてしまいます。
次に、歯の動き始めに生じる痛みです。 針金やゴムを交換する度に、平均3~5日間噛むと痛いという痛みが続きます。しかし、この痛みには個人差が大きく、痛みの強さや期間にはばらつきがあります。また、治療初期に特に痛みが大きく、終盤はあまり痛みが生じないようです。
当院では、痛みが生じにくいできるだけ弱い力で効率よく歯を動かすことができるワイヤーを使用し、痛みが少なくなるよう心がけております。また、院長自身が矯正治療経験者なので、不必要な痛みが生じないように細心の注意を払って治療を施しています。
A. 歯並びが悪いからと言って、日常生活に支障があるかと言えばないかもしれません。まして、生命を脅かすことも若い時はありません。 しかし、より良い生活を営む場合には、支障が出てくる可能性は大いにあります。 歯並びが悪いことで、①口元にコンプレックスを持つ(審美障害)、②虫歯や歯周病の予防が難しい、③食事に時間がかかる(咀嚼障害)④うまく発音できない(発音障害)などが生じていることがあります。
知らず知らずのうちに、笑うときに口元を手で隠していることはありませんか? きれいな歯並びであれば、素敵な笑顔を見せることができますし、相手に好印象を与えます。 若いころ、歯や歯周組織が健康であるときは日常生活に支障を感じにくいことが多いですが、40~50代頃に歯周病等になると歯並びが悪いことで大きな弊害が生じてきます。
問題が生じていない時に大金を費やすことに抵抗を感じるかもしれませんが、矯正治療は口腔内環境を整備し、一生自分の歯で美味しくご飯を食べ、大きく笑い、健康に過ごすための手段の一つです。
精神的、社会的に満足できるquality of life (QOL)の向上に資することも目的としています。
矯正治療を経験した患者さまみなさまが「矯正治療してよかった」と言ってくださっています。