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2015年最優秀症例報告賞(CDABO 2015 Case of the Year)を受賞しました!

いつも、西村矯正歯科クリニック.のHPをご覧いただきましてありがとうございます。

5月15日から18日までお休みをいただきまして、サンフランシスコに行ってきました。
GW明けに、また長期休みをとってバカンスですか?と言われそうですが、所要で行ってきました。

2014年1月にAmerican Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics(アメリカ矯正歯科学会雑誌:矯正歯科の雑誌の中で最高峰のひとつの雑紙)に掲載された私のCase report(症例報告論文)が、2015年の最優秀症例報告賞(Collage of Diplomates of the American Board of Orthodontics 2015 Case of the Year)に選ばれたため、その授賞式に参加してきました。

3月中旬に、「congratulation!」というタイトルのメールが送られてきて、『5月にサンフランシスコで開催されるアメリカ矯正歯科学会年次大会(AAO)の時に、授賞式を行うので、出席できますか?』と言う内容でした。

日本を飛び越えて、アメリカで2015年の最優秀賞をいただいたことへの喜びとともに、「えっ!、あと2ヶ月ぐらいしかない。」と内心ビックリしながら、メールの内容をもう一度確認しました。海外に行き慣れた人なら、特別なんともないかもしれませんが、私には一大事です。親しい先生方や知人に相談して、意を決して授賞式に参加することにしました。

恩師でもあり、共著者でもある菅原先生がAAOでご講演されるため、ご一緒させていただき、サンフランシスコに行く計画を立てていましたが、授賞式の時間を問い合わせたところ、なんと!、菅原先生が渡米される飛行機では、授賞式に間に合いません。大船に乗った気分でしたが、一気に大船から降ろされてしまいました(笑)。結局、40歳にして、「はじめてのお使い」ならぬ、「初めての一人海外旅行」をすることにしました。

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サンフランシスコのダウンタウン(路面電車が走っている)

幸いなことに、成田-サンフランシスコは乗り換えの必要がなく、直行便で行けますので、少し気が楽です。アメリカ国内線に乗り換えなんてことがあったら、大変なミッションになっていました(笑)トラブルもなくサンフランシスコに到着して、その日は、サンフランシスコのダウンタウンを散策、夕食はアメリカンステーキを食べておかなければと思い、一人レストランに入りビールとステーキを食べてきました。

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2015年AAO会場

一夜明け、16日には、アメリカ矯正専門医会(American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics)のランチョンミーティングで表彰式をしていただきました。アメリカの矯正専門医の先生方が百数十人ぐらいいらっしゃる中で表彰していただき、気の効いたスピーチでもできればよかったのですが、通じたのか分からないスピーチを軽くして、立派な額に入れられた表彰状を頂いてきました。自分の席の近くの先生方から、「congratulation!」と声をかけていただき握手を交わし、素直に嬉しい気持ちになったとともに、他国の人が受賞してもそれを祝福してくれるアメリカの先生方の心の広さを感じることができました。

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AJODO編集長のBehrents先生と記念撮影

この日の夜は、愛媛の大谷先生ご家族、広島の伊藤先生ご家族、と瀬戸川さんと海岸沿いのピア39というところでシーフード料理をいただきました。サンフランシスコに来てから、孤独な食事が続いていたため、とても楽しい食事をいただくことができました。瀬戸川さん、セッティングしていただきまして、ありがとうございました。

ピア39の夕暮れ

17日早朝(午前6時50分ぐらい)から、AJODO(アメリカ矯正歯科学会雑誌)の編集会議の前に、もう一度授賞式をするから来るようにと言われていたため、出席してきました。今回は、菅原先生にご一緒していただけため、気楽に出席することができました。菅原先生、ありがとうございました。また、東北大学・大学院の学生時代に、2階級先輩でいらした、ソウル大学出身で現在、韓国で開業されている白先生とも久しぶりにお会いでき楽しいひと時を過ごさせていただきました。

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Behrents先生、菅原先生と記念撮影

この日の昼の便で日本に帰ってきました。2泊4日の強行スケジュールでしたが、とても充実した良い経験となった旅になりました。帰りの飛行機では、ドラマ「半澤直樹」を視聴して、退屈することなく帰って来れました(笑)。しかし、ドラマの終わり方になんとなく不満を感じましたが、これが現在の日本の組織なんだなぁと妙に納得もしてしまいました。

最後になりましたが、この賞を授賞するにあたり、症例報告への資料の使用をご快諾いただいた患者様、これまでご指導いただいた諸先輩・後輩の先生方やサポートしてくれた皆様・家族にお礼申し上げます。これからも良い治療をご提供できるように日々切磋琢磨していきます。今後共よろしくお願い致します。

院長 西村 真

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